Cubase 4 VS SONAR 7 徹底比較


先日、YAMAHAからついにSOL&XGworksシリーズの廃止が発表された。両ユーザーは、
格安でCubase4を入手出来る特別優待を受ける事が出来るが、実際の所、SOL&
XGworksを利用していたユーザーは、やはりSONAR7も気になる存在であろうし、果たして
どちらを選択するべきか悩んでいる方も少なくないと思われるので、今回、この2つに関し
て徹底的に比較してみたい。なお、どちらも上位バージョンに絞ってみた。

ただ、両ユーザーは、スコア入力を中心に使っていた方も多いと思うのだが、残念ながら
Cubase4もSONAR7も、SOL&XGworksと比べると、スコア入力はかなり貧弱である。もし、
スコア入力に拘るなら、SingerSongWriter8.0VSという選択肢もあるが、発売から4年も経っ
ていて、さすがに古さは否めず、お勧め出来ない。ただ、ようやくSingerSongWriter9.0VS
が今夏に発売される予定で、それを待つのも得策かもしれない。今すぐ、スコア入力に拘
るなら、正直、Logicかdigital performer という選択肢しか無いが、どちらもMacである・・・。



1、MIDI

これは、はっきりとCubase4の方に軍配が上がる。

スコア入力も、Cubase4はそれなりに使えるし、譜面の作成は4になって力を入れられて、
まずまず。逆に、SONAR7のスコア入力ははっきり言って、確認用。使い物にならないと言
っても言い過ぎでない。ピアノロールも、コントローラーの編集ははるかにCubase4の方が
上であるし、MIDIエフェクト等も、Cubase4の方が充実している。一方、SONAR7の利点
は、ステップ・シーケンサーが搭載している点で、リズムトラックの打ち込みには重宝する。


2、AUDUO

総合的に言えば互角。

ループを引き伸ばす操作に、Cubase4は難がある。また、あるパートのノリを他のパートに
反映させる「オーディオ・スナップ」という機能が、SONAR7にはあり、これは強力。ループ
を使った制作に、SONAR7は強みを発揮する。ただ、Cubase4が特に不便という訳ではな
いが、SONAR7の方がやや便利な感は否めない。

音質面は、SONAR7は64bit倍精度浮動小数点処理に対応しており、素直でクリアなサウ
ンドが特長。Cubase4は高音質というか、高級感あるサウンドで、質が高い。これは、完全
に好みの問題である。

ミキサーはどちらも極めて強力であるが、Cubase4に搭載されたハード音源、アウトボー
ド・エフェクトをCubase4のミキサーにルーティング出来る機能は、ハード機器を所持してい
る者にとってはとても便利である。


3、付属プラグイン

どちらも、さすがに極めて充実している。

SONAR7には派手な物が多い。最大の目玉は、V-Vocal。視覚的にボーカルのピッチを調
整したり、コーラスを作成したり、MIDIを作成したり、強力。しかも、これはプラグインでは
なく、SONAR7そのものに搭載している機能なので、使い勝手がいい。他に、チャンネル・
ストリップのVC-64も強力だし、コンボリューション・リバーヴのPerfect Space、高性能なデ
ジタル・リバーヴのLexicon Pantheon Reverb等、マスタリングに威力を発揮するプラグイ
ンが充実している。音源も、ドラム音源のSession Drummer2、Garritanのオーケストラ音
源を収録したD-PRO LEや、その他シンセ系の音源は強力。

Cubase4は、地味ながら、各々質の高いプラグインを備える。最大の目玉はYAMAHAの
MOTIFの波形を積んだHALion One。概ね一通りの音が入っているので、別途、何らかの
音源が無い場合にはかなり重宝するだろう。その他、とにかく数が多いし、最新のVST3に
対応しているのは本家の利点。



総評

どちらも、機能、操作性ともかなり洗練されていて、正直、あまり大きな差異は無い。た
だ、MIDIをよく活用するのであればCubase4、ループをよく使うのであればSONAR7という
のが、一応お勧め。後、SONARはほぼ1年に一回のペースでバージョンアップしているの
だが、常に最新の環境を手に入れれる反面、コスト面で問題があるように思われる。派手
な印象の強いSONAR7に対し、Cubase4はより洗練されている感じがする。その分、
Cubase4の方が無難とは言える。どちらにするか迷っているのなら、Cubase4を選択してお
けば間違いないだろう。


トップへ
トップへ
戻る
戻る